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ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 有名校対策 第9回 文章を読み解く問題2 練習問題2 解説その4

問9にいきます。 
 
日本の林業がさかんでない理由を書く問題です。 
 
「グラフIとⅡを参考に」とありますから、まず、グラフをみてみましょう。 
 
グラフⅠからは国産材にくらべて、輸入されている木材が圧倒的に多い状態が 
 
続いていることが読み取れます。 
 
なぜ、国産材よりも輸入材が多くなるのか? 
 
高齢化とはからめにくいですね。 
 
価格と関わりがないか考えてみましょう。 
 
グラフⅡからは、林業で働く人全体の人数がどうなっているのか、その中で 
 
働く人の年令はどのように変化しているかを読み取ってください。 
 
高齢化と関わりがありますね。 
 
1965年と2000年を比べてみると、2000年の林業で働く人全体の人数が 
 
1965年の15歳から34歳の人数よりも少ないですね。 
 
55歳以上の人数はあまり変化がないのですが、35歳から54歳、15歳から 
 
34歳の減り方が激しいので、全体の人数に占める55歳以上の人数の割合が高く 
 
なっていますね。 
 
正解例は、 
 
若い後つぎが不足して林業で働く人の数が急速に減るとともに、高齢化が進んでき 
 
たから。また、安い木材が大量に輸入されて国産材の需要が減ってしまい、高い価格 
 
で売れることが見込めないから。