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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 詩の表現技法 比喩法

詩は短い言葉で印象を強めるために、
 
様々な表現技法が使われます。
 
この表現技法の名称と効果も正しく覚えなくてはいけません。
 
その中でもまず、比喩法(ひゆほう)を正しく理解しましょう。
 
比喩法とは、実際にあることがらの形や動きを
 
別のものの形や動きや様子に見立てる表現法です。
 
これには、「~のようだ」と表現する直喩(ちょくゆ)と、
 
この「~ようだ」を省略した隠喩(いんゆ)があります。
 
例えば、「頬(ほお)はりんごのようだ」
 
「りんごのような頬」と表現すれば、直喩になりますが、
 
「頬はりんごだ」「りんごの頬」と表現すれば、
 
隠喩になります。
 
この比喩法は、詩だけでなく、短歌、俳句、
 
そして、物語文のなかにも多く見られ、
 
作者が強調して、具体的に伝えたい部分に使われます。
 
また、直喩の場合はすぐにみつかりますが、
 
隠喩で表現されている場合は
 
なかなか見つからない場合がありますので、
 
注意深く、読み進めなくてはなりません。
 
そして、実際あることがらと、
 
別のものを直接結び付ける表現法である隠喩は、
 
直喩よりも強い印象を与える効果があります。