ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 詩の表現技法 擬人法
詩を学習するにあたり、必ず覚えなくてはいけない
表現技法について考えていきましょう。
擬人法とは、人間でないもの動きや様子を
人間の動きに例える表現技法です。
擬人法を使うことにより、詩の内容を身近な存在に感じさせ、
生き生きとした印象を読者に与えます。
しかし、多くの受験生が、「たとえる」という意味から、
この擬人法と、比喩法が混乱しがちです。
だから擬人法は、人間でないものを対象にしている
ということを忘れないようにしましょう。
例えば、「怒ったようなやかん」といえば擬人法になりますね。
また、「木々の葉一枚一枚が
あたらしい光とあいさつをかわしている」
(高田敏子「忘れもの」より)
といったような、自然の営みや悠々しい光景に対して、
擬人法が使われる場合が多くあります。
この擬人法は、比喩表現と並び、
詩の表現技法において最も重要な部分でありますので、
多くの詩にこの二つの表現技法が使われている場合が多いので、
注意深く読み取るようにしましょう。
詩の問題に関しては苦手意識を持つ中学受験生が多いと思います。
まずは、表現技法を覚え、作者の感動の中心がどこにあるのかを
正しくとらえるようにしましょう。