ノア式予習シリーズ学習法 5年算数 展開図・投影図 扇形の中心角
立体図形の求積(体積や表面積)は、平面図形に置き換えることが基本です。
私立中学受験生のみなさんこんにちは。今回は立体図形の問題です。
あたえられた立体図形を頭の中で、動かしていくだけでは解く道筋が見えてきません。
そのため立体図形は、分かるところをなぞっていくことが大切です。
今回は立体図形の基本である展開図を確認していきます。
(問題)
上の図は、円すいの展開図です。側面を表すおうぎ形の中心角は何度ですか。
(解説)
求めるものはおうぎ形の中心角です。
あたえられている数値は扇形の半径と円の半径です。
ここで共通するものをまずは見つけてみましょう。
展開図を組み立てると、底面が円のすい体、つまり円すいができます。
底面の円の周に、おうぎ形の弧が重なるので、まずは式をたてます。
円周=おうぎ形の弧 となります。
円周=3×2×3.14・・・・➀
おうぎ形の弧 9×2×3.14×(x/360)・・・・②
➀②の長さは共通なので、
3×2×3.14=9×2×3.14÷(x/360)
と考えることができます。
両辺に共通する数字(2×3.14)は整理します。
3=9×(x/360)
よって、x=120度 と導き出されます。
(まとめ)
円すいの公式として覚えると便利なものがあります。
母線×中心角=半径×360
これを入れ替えて
中心角=360×(底面の半径/母線)
※母線・・・・円すいではおうぎ形の半径にあたります。
それでは中学受験絶対合格を目指して頑張ってください。