ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 逆接の後に注目する

中学受験の国語における説明文(論説文)の解き方として、
一番大切な部分は、接続語から、重要な部分とそうではない部分を
しっかり見極めるということです。
例えば、「ようするに」「つまり」という接続語の後には
ほとんどの場合、筆者の主張が分かりやすくまとめられています。
また、「しかし」などは前の内容を否定する働きがある
逆接の接続語にも注意しなくてはなりません。
つまり、否定するということは逆接の接続語より前の内容については、
筆者の意見、主張と異なっているということが分かります。
説明文においては、自分の意見の正しいことを強調するために、
あえて前の文を否定してから自分の意見を述べるという方法をとることがあります。
客観的に見て、一見すると正しいと思われる具体例と
筆者の考えを対比することにより、
その考えが、より説得力を持ち、読者にアピールすることができます。
説明文では自分の主張を読者に納得してもらうために書く文章ですから
読み手に対してより強い印象や説得力を与えるために
この手法が頻繁に使われます。
このようなことから、逆接の後には筆者の主張が書かれることが多くなります。