ノア式予習シリーズ学習法 5年算数 通過算 2つの列車
通過算は進んだ距離を確認するために状況に応じて図式化しましょう。
私立中学受験生のみなさんこんにちは。
今回は速さの分野の通過算です。
通過算は進んだ距離が、状況によって変わってきます。
まずは必要な長さを図を使って確認してみましょう。
(問題)
長さ180mで毎時108kmの速さで走る急行電車が、長さ110mで毎時72km
の速さで走る普通電車に追いついてから追いこすまでに何秒かかりますか。
(解説)
速さの単位が時速なので秒速に直します。
急行電車の秒速 108km/時÷3.6=30m/秒
普通電車の秒速 72km/時÷3.6=20m/秒
追い越すのに進む距離は和になりますが、
旅人算と同じように電車は同じ方向に進むので速さの方は差になります。
したがって、
(180+110)÷(30-20)
=290÷10=29秒 ともとまります。
(まとめ)
単位換算は間違えやすいので、効率の良い計算を覚えるのも方法です。
時速(km/時) = 秒速(m/秒) × 3.6
秒速(m/秒) = 時速(km/時) ÷ 3.6
追い越すのにかかる時間 = 電車の長さの和 + 電車の速さの差
すれちがうのにかかる時間= 電車の長さの和 + 電車の速さの和
それでは中学受験絶対合格を目指して頑張ってください。