ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 補助・被補助の関係

主な意味を表す前の文節に対して、
補助的な意味を添えるだけの役割を持つ
後の文節を補助語と言います。
そして、主な意味を表す文節を被補助語と言います。
この補助語と被補助語は、文を文節に分ける時、
ひとつの文節ととらえがちになりますので、
注意するようにしましょう。
例えば「庭に雨が降っている。」という一文で考えてみると、
「いる」という文節が補助語にあたり、
主な意味をあらわす「降って」が被補助語になります。
補助語となる言葉には、他に「ある」「くる」「おく」「ゆく」
「やる」「ない」「ほしい」「よい」などがあります。
また、「いらっしゃる」「くださる」などの尊敬語も
この補助語になります。
このような補助・被補助の関係を正しく理解するようにしましょう。
そして、補助・被補助の関係にある二つの文節は、
文節の役割を考えるときは、
ひとまとめにして扱うということを忘れないでおきましょう。