ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 場面の変化に注意する
中学受験の国語において、
説明文と物語文の大きな違いは、
場面の変化があるかないかです。
ひとつのものごとに対して、
具体例や筆者の意見を取り入れ、
詳しく説明する説明文に対し、
物語文は、全編を通じて場面の変化があります。
物語文の話の筋を
「だれが」「いつ」「どこで」「どうした」
という四つの点からとらえたひとつのまとまりを場面と言います。
そして、この場面の変化により、登場人物の心情も様々に変化します。
物語文の読解において、この心情の変化を正しくとらえることが、
得点力のアップにつながります。
心情の変化を正しくとらえるためには、
場面の変化を注意深く読み取らなくてはなりません。
どのような場面のどのような状況で、
どのように心情が変化したのかという部分を
正しい因果関係で理解しなくてはなりません。
また、物語文は、時間の流れによって場面が変化しますが、
時間の流れに従わない「回想場面」
つまり、登場人物が昔を思い出している場面に注意しましょう。