ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 登場人物の心情についての設問

中学受験の国語においての物語文の読解では、
何より重要なことは場面の変化に応じた
登場人物の心情をしっかりとらえることです。
心情とは登場人物が「思っていること」や「考えていること」です。
物語文では心情の変化やその理由を原因と結果で正しくとらえ、
これをを中心に読んでいくことが大切です。
つまり、「いつ、だれが、どこで、なにを、どうした」
を気にしながら読むということです。
国語の入試問題の物語文の設問のうち
約7割が登場人物の心情についての設問です。
心情そのものを詳しく具体的に問われたり、
その理由やきっかけとなる出来事が問われます。
また、場面ごとの情景描写から、
どのような心情を伝えようとしているのか
というような問題が出題されています。
そのため、物語文ではこの情景描写は「誰に関することか?」と
常に注意しながら読んでいかなくてはなりません。
思い込みや想像で答えを導き出すのではなく、
必ず、その心情にいたるまでの根拠を
明らかにするようにしましょう。