ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 有名校対策 第12回 文章を読み解く問題3 練習問題1 解説その5
続いて、問5です。
「1946年以降は選挙権が与えられる条件は変わっていないにもかかわらず、
2009年時点では1946年よりも有権者の割合がかなり増加している」現象
がなぜ起こるのかを説明する問題です。
グラフを見てみますと、1946年は全人口の48.7%が有権者、2009年は
なんと、全人口の82.3%が有権者となっています。
全人口が100%ですから、1946年では残りの51.3%が、2009年は残りの
17.7%が選挙権を持たない人々、つまり、満20歳未満の人々だということです。
しかし、「満20歳未満の人口が減ったから。」だけでは、正解になりません。
選挙権は、満20歳以上のすべての男女に与えられます(次回選挙からは満18歳以上)。
20歳でも、30歳でも、50歳でも、100歳以上でも、日本人であれば、当然に
選挙権が与えられます。
1946年ころの日本人の平均寿命は50歳台、2009年ころは80歳台です。
65歳以上の全人口に占める割合は、1946年ころは5%未満、2009年ころは
約25%です。
この問題は、少子化と高齢化の両方に触れなければならないということです。
正解例:平均寿命がのびる一方、子どもの数が減っているから。