ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 歴史的かなづかい
私たちが普段話したり、読んだり、書いたりしている
口語文はふつう、「現代かなづかい」で書かれています。
しかし、昔の人たちが使っていた言葉、
つまり文語文は、「歴史的かなづかい」と呼ばれる
平安時代中期以前の仮名をもとにした
かなづかいで書かれています。
一見すると読みにくいと思われますので、
いくつかの注意が必要です。
例えば、単語の途中や終わりにある
「は・ひ・ふ・へ・ほ」は、
「わ・い・う・え・お」と読みます。
例えば、「あはれ」と書かれた歴史的かなづかいは、
現代かなづかいに直すと、「あわれ」と読みます。
また、「思ふ(おもふ)」は「思う(おもう)」 となりますね。
このような読み方の変化は、中学生、高校生になってから、
古典の授業で学ぶことになりますが、
俳句や短歌においても、
このような歴史的かなづかいは登場しますので、
今のうちから理解し、正しい内容をとらえられるようにしましょう。