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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 俳句の句切れ

俳句は、「五音・七音・五音」の十七音が
 
上と下のふたつに句切れるのがふつうです。
 
切れ方は、「初句切れ」「二区切れ」「中間切れ」
 
に分けることができます。
 
「初句切れ」(上の五音で切れるもの)
 
「夕立や 草はをつかむむらすずめ」
 
(与謝蕪村)
 
この句は、「夕立や」に「や」という切れ字があり
 
ここが作者の感動の中心だということが分かりますね。
 
だから、初句切れになります。
 
「二句切れ」(中の七音で切れるもの)
 
「秋空をふたつに断てり 椎大樹」
 
(高浜虚子)
 
この句で考えてみると、作者の感動は
 
「椎大樹」にあることが分かりますので、
 
二句切れになります。
 
「中間切れ」(中の七音で切れるもの)
 
「万緑の中や 吾子の歯生え初むる」
 
(中村草田男)
 
この句では、中間に「や」という切れ字が
 
使われていますので、
 
中間切れだということが分かります。
 
このように「句切れ」を意識して俳句を
 
詠むことにより、
 
作者の感動をより深く理解することができます。