ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 季語を手がかりにする
俳句は作者が見たものの中から、
感動の中心になるものを切り取って表し、
短い文であるために、
本来は必要だと思われる言葉を
省略して表現しています。
このような約束事があるため、
句の内容を深く読み取るためには、
省略されているまわりの情景について、
季語を手がかりに想像することが
何より重要になります。
季語は、そこに示されている「もの」を
表しているだけでなく、
そのものが存在する季節から想像できる風景や
それが存在している場所がどのようなものであるのか
そこが醸し出している雰囲気を想像してみましょう。
現在の私たちの暮らしとは違った状況の中で、
昔の人たちが何を思い、何に感動していのかを
考える客観的な視点を持つことにより、
視野が広がり、心の成長へもつながるのです。