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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 時候のあいさつ

手紙を書く場合は、頭語(拝啓、前略など)の後に
 
時候のあいさつを書かなくてはなりません。
 
時候のあいさつは、身近なことに触れながら、
 
季節を感じさせる表現を工夫するのがよいでしょう。
 
また、月ごとに違ったあいさつをするのが一般的です。
 
例えば、二月であれば、
 
「立春とは名ばかりで、寒い季節が続いております」
 
となり、五月であれば、
 
「青葉の風薫るころとなりました」となります。
 
また、八月であれば、
 
「ひぐらしの声に夏の終わりが感じられます」 となります。
 
また、十二月には、
 
「年の瀬のいよいよ押しつまってまいりました」
 
という表現をします。
 
このように旧暦を意識したり、俳句で使う季語などを
 
文面にいれると、日本の四季おりおりの風情を感じ、
 
落ち着いた内容の文面になります。
 
このような手紙の書式は、古くからの伝統であり
 
日本の文化でもあります。
 
正しい手紙の書き方を覚えることは、
 
日本語の知識を増やすことになりますので、
 
ことわざ、慣用句、故事成語などと同じように
 
しっかり理解するようにしましょう。