ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 奈良時代の文学史
日本の文学の始まりともいえる、
古代から近世までの文学史を学んでいきます。
奈良時代には、日本最古の書物と言われる
「古事記」が書かれています。
この書物は七一二年成立されました。
稗田阿礼(ひえだのあれ)が暗誦していた
日本の神話や伝記、歴史を太安万侶(おおのやすまろ)
が記録したものとされています。
そして、この「古事記」に次いで七一三年以降に
成立されたのが「風土記」です。
この書物には、日本各地の地形、地名の由来、
物産、伝説などを朝廷の命令で国ごとにまとめた
地理書になります。
「日本書紀」は七二〇年に成立された、
舎人親王(とねりしんのう)によってまとまられた
日本の神話、歴史の書になります。
そして、みなさんも名前は聞いたことがあると思う
「万葉集」は奈良時代の末期に成立されています。
集という言葉からの分かるように、
この書物は現存する日本最古の歌集になります。
編者は大伴家持(おおとものやかもち)らによって
まとめられたと言われています。
このような奈良時代に成立された作品とその詳細を
知識として正しく覚えていきましょう。