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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 平安時代の文学史

平安時代には「竹取物語」の他にも様々な文学が生まれました。
 
九三五年に成立された「土佐日記」は
 
紀貫之(きのつらゆき)によって、ひらがなで書かれた
 
最初の日記とされています。
 
この書物は女性が書いた日記という形式をとっています。
 
「枕草子」は十一世紀の初めの成立されした。
 
清少納言(せいしょうなごん)によって書かれた随筆です。
 
有名な「源氏物語」も十一世紀の初めに成立されました。
 
作者は紫式部(むらさきしきぶ)
 
光源氏(ひかるげんじ)と呼ばれる貴公子を主人公とした
 
長編物語です。
 
そして、十二世紀の初めに成立した説話集が「今昔物語集」です。
 
芥川龍乃介の作品、「羅生門」「鼻」「芋粥(いもがゆ)」などは、
 
この「今昔物語集」に収められた話に取材しています。
 
このように、平安時代に書かれた作品が、
 
現代の日本にも反映され、多くの人に愛されているのは
 
とても興味深いことですね。