ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 室町時代の文学史
室町時代の文学史について学んでいきましょう。
太平記は一三七〇年頃に成立。作者に関しては、
小島法師とも言われていますが、確かではなく不明です。
この物語では、鎌倉幕府の滅亡から、
南北朝の内乱までが描かれています。
世阿弥の能楽論、風姿花伝(花伝書)が成立されたのが、
一四〇〇年ごろとされています。
また、作者不明で、女性や子供を対象として書かれた短編集、
御伽草子(おとぎぞうし)が成立されたのも室町時代です。
この短編集には、「浦島太郎」「一寸法師」「物臭太郎」
といった、いまでも語り継がれ、
多くの人に親しまれているお話が数多く収録されています。
このような室町時代の文学史を正しく理解するようにしましょう。