ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 故事成語 画竜点睛
故事成語とは、昔、実際にあった出来事や、
昔の人の書いた詩や文章の中にある表現を
もとにして作られ、広く言いならわされるように
なったものを故事成語と言います。
故事成語は、中学受験においても
ひんぱんに出題されますので、
正しい知識を身につけるようにしましょう。
代表的な故事成語のひとつとして、
「画竜点睛(がりょうてんせい)」という言葉があります。
これは、最後に大切な部分に手を加えて、仕上げをする。
物事の肝心なところという意味があります。
この四字熟語からも分かる通り、
竜の絵を画くときに、最後に睛(瞳)を入れると、
絵の竜はたちまち本物になって、
天に登ったという中国の昔のお話がもとになっています。
表現方法としては、「画竜点睛を欠く」などと使い、
全体を苦心して作り上げながら、
最後のわずかなところが仕上がっていないこと、
肝要なとことを欠くことを表します。