ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第14回随筆文 基本問題ポイント
出典 椎名誠「遠くを見なくなった日本人」
本文のポイント
随筆文においては、作者の身近な体験がテーマになっています。
この体験や出来事を通じて、どのような考えや思いを示しているのかを、
原因と結果でとらえることが何より大切です。
この文章は筆者が映画の撮影で出かけたモンゴルでの出来事から始まり、
「遠くでっかい世界を、気持ちのタカラモノを、
日本人はだれも見なくなくなってしまったのだろうか。」
という筆者の思いで締めくくられています。
この「遠くでっかい世界」を見ることは、
「夢」や「太志」を抱くことに結びつきます。
しかし、今の日本人は、自然の雄大さと縁遠くなり、
空に広がる素晴らしい入道雲にも気づかなくなってしまった。
大人が遠くを見なくなると、子供たちも遠くを見なくなり、
それは「夢」や「太志」を抱けなくなってしまうことなのではないか
という筆者の主張をしっかりとらえ、読み進めていきましょう。