ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第16回物語文 基本問題ポイント
出典 竹西寛子「兵隊宿」(講談社)
本文のポイント
主人公ひさしの家では、
これから戦地へ向かう三人の将校を
一週間ほど泊めていました。
馬が好きで、馬の絵を描くことを楽しみにしている主人公のひさしが、
将校たちのとの交流の中でどんな思いを感じ取っていったのか。
最終段落に「にわかに湧き出してきたとりとめのないかなしみの中で、
自分がこれまで知らなかった新たな感情の世界に、
いま、確かに一歩入ったということを知らされた。」とあります。
いまでは想像しがたい、戦時中という状況の中での
主人公の気持ちを情景描写の中からしっかりと読み解き、
共感できることが、一番のポイントとなります。
また、リード文(太字のまえがき)に書かれている
これまでのあらすじと人物設定をしっかりと認識し、
登場人物が、それぞれどんな境遇でどんなことを考えているのか
想像しながら読み進めていきましょう。
また、この物語の時代設定である、太平洋戦争の真っ只中、
いわゆる、戦時中に戦地に向かう人々、そして、
不安の中に生きる人々がどのような思いで暮らしていたのかを
しっかり考えるようにしましょう。