ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 詩の表現技法②
詩は短い文章のなかで、作者の感動を具体的に伝えるために、
様々な表現技法が用いられています。
中学受験の国語において詩を出題する学校では、
この表現技法についての問題が必ず出題さますので、
正しく理解するようにしましょう。
倒置法
言葉の順序を入れ替える表現法。
ある言葉や事例を強調するときに使います。
体言止め
文末や詩の行末を体言(名詞)で止める表現法。
その体言が表す内容を強調し、リズム感や力強い印象を与えます。
省略法
言葉や表現を省略する表現法。繰り返しを避け、
省略された言葉の意味を読者に想像させることにより、印象を強めます。
対句法
「あちらから」「こちらから」「歩いていく」「歩いてきた」
のような対になる言葉を用いて、
語句どうしを対応させる形で並べる表現法。
同じ音数の言葉が並ぶため、リズム感が生まれます。
反復法
同じ言葉をくり返す表現法。印象を強め、リズム感を作り出します。
呼びかけ
読者や作品中の題材に呼びかける表現法。
詩を身近なものに感じさせ、読者に共感を呼び起こしさせます。