ノア式予習シリーズ学習法 ５年国語 物語文 心情の変化をとらえる
中学受験の国語における物語文の読解では、
場面の変化を正しくとらえ、
その場面ごとに変化する登場人物の心情を正しくとらえることが
なにより重要になります。
ひとつのことがらを詳しく説明する説明文は、
筆者の主張が一貫していて、これが変化することはありません。
しかし、物語文は、場面ごとに登場人物の気持ちが、
様々な出来事をきっかけに変化します。
つまり、最初の段落で、マイナス感情だった主人公が
最後の段落でマイナス感情であることはあり得ないのです。
そして、中学受験に登場する物語文の場合、
多くが、少年、少女の心の成長がテーマになっています。
つまり、主人公は様々な経験を経て、困難を乗り越え、
成長していきます。
この心情の変化を原因と結果で正しく書けることが
なにより重要であり、国語の基本でもあります。
そして、しっかりと根拠をもって
選択肢をしぼりこめるようにしましょう。
物語文の登場人物の心情の変化を
原因と結果で正しくとらえることにより、
正しい選択肢の絞り込みもできるようになります。
選択肢問題は、何となくで合っている場合もありますが、
これを続けていると、国語力は伸びません。
何となくで合うということは、
何となくで間違えてしまうのです。
正しい国語の学習方法で、確実な答を
導き出すようにしましょう。
