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ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第15回詩・短歌・俳句 基本問題ポイント

出典 黒田三郎「秋の日の午後三時」(詩)
 
小海永二「日本の詩歌27」(詩)
 
本文のポイント
 
詩・短歌・俳句どれも、作者が何に感動し、
 
どのような気持ちや思いを表現しようとしたのか。
 
作者の視点に立ち、感動の中心をとらえましょう。
 
そしてここから、何を伝えようとしているのかという主題を明確にします。
 
詩・短歌・俳句それぞれの約束事、表現技法をしっかりと覚えましょう。
 
本文にある、黒田三郎さんの「秋の日の午後三時」のなかで、
 
なぜ「僕はこっそりポケットウィスキイの蓋をあける」のか。
 
タイトルには「秋の日の午後三時」とあります。
 
「蓋をあける」とあるので、
 
ベンチに座っている父はこんな時間にお酒を飲もうとしているのです。
 
なぜ、こっそりとお酒を飲まなくてはならないのか。
 
3行目「晴衣を着た小さなユリ」
 
15行目「勤めを怠けた父親」とありますので、
 
これを手がかりに考えます。
 
つまり、午後三時という時間に勤めを怠け、
 
子どもと一緒に不忍池にいる父親は
 
このような行為に後ろめたさを感じているのです。