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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第2回基本問題 問十一解説

予習シリーズ5年上第2回基本問題の解説です。
 
最後の問題ですね。
 
文章の要旨を正しくとらえ、
 
正しい選択肢を選びましょう。
 
【問十一】
 
「筆者がいちばん言いたかったこと」が聞かれています。
 
ここでは、「いちばん」という言葉に注目します。
 
つまり、選択肢の中には文章の内容と合致しているものもあると
 
考えたほうがよいでしょう。
 
その合致している中から、
 
筆者の主張が「いちばん」書かれているものをしぼり込みましょう。
 
この文章は、天動説と地動説、または、子どもとおとなの考え方というような
 
二つの対比だけで終わっているものではありません。
 
これらを具体例として、ものの見方について説明しているのです。
 
8段落に注目します。
 
67行目から68行目「大きな真理は、そういう人
 
(自分を中心に物事を判断する人。つまり天動説の考えを持つ人)の
 
目には、決してうつらない」とあります。
 
また、66行目から67行目「自分ばかりを中心にものごとを判断していくと・・・」
 
と書かれています。
 
これを9段落に「だから」という接続語でつなげ、
 
この文章を読んだ「君」が成長したことが書かれています。
 
これこそが筆者の主張なのです。
 
ア 自分中心の考えからはなれて世の中を見ることは
 
人が成長していく上で大切な意味を持っている。  ○
 
イ 宇宙の大きな真理を知るには・・・ ×
 
宇宙の真理について書かれた文章ではありません。
 
ウ 自分中心の考え方から抜け出すのは難しい・・・  ×
 
56行目から57行目に「自分中心の考え方・・・じつにまれなのだ」
 
と書かれていますが、これが筆者の主張でありません。
 
エ 地動説のような考え方が正しいとわかってくる  ×
 
問十であるように、天動説、地動説の話だけで終わっている文章ではなく、
 
そこから後半の段落に向かって内容が発展しています。
 
答え: ア