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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第4回基本問題 問三解説

主人公の心情の変化を問う選択肢の問題です。
 
【問三】
 
15行目「最低の日にとどめをさしたのは」と書かれているように、
 
まわりが敵ばかり、自分のことなど誰もわかってはくれないという
 
マイナスの感情がミオの心を支配しているときの言葉です。
 
まず、四つの選択肢の中から
 
プラスの感情の表現が書かれているものをはずします。
 
ア みなみちゃん自身がいけないのだと自分を正当化する気持ち ×
 
「正当化」はマイナスの感情にはあてはまりません。
 
20行目にある「ミオも泣くかもしれない」という言葉にも矛盾しています。
 
イ ごまかすことなく本心を言えたことを誇らしく思う気持ち。 ×
 
「誇らしく」という表現もプラスの感情なので
 
あててはまらないことがわかります。
 
エ がまんして言いたいことも言えず、もどかしく思う気持ち ×
 
「もどかしく」というのは、じれったい、歯がゆいという意味になるので、
 
プラスの感情でもマイナスの感情でもありません。
 
そして、傍線部に「どなってしまった」とあるので、
 
言いたいことが言えなかったわけではありません。
 
ウ 不本意ながらみなみちゃんを傷つけたことを後悔する気持ち ○
 
「後悔する」というマイナス感情の表現があるので、
 
この部分がミオの心情と合っています。
 
答え: ウ