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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第4回基本問題 問七解説

【問七】 
 
設問中にある、「適切でないもの」を
 
選ばなければならないことに注意しましょう。
 
ミオが頭を下げたのはおにいさんです。
 
だから、この時のミオの気持ちは、
 
おにいさんに対する感謝と謝罪の気持ちであることがわかります。
 
ア 突然泣き出しておにいさんを心配させたことをわびる気持ち ×
 
70行目「おにいさん・・・こまった顔で首をかしげた」とあり、
 
その後76行目から77行目「おにいさんはほっとしたようにほほえんだ」
 
とありますのであてはまります。
 
ウ 一緒にいてくれたおにいさんにもう大丈夫だと伝える気持ち ×
 
71行目「あやすように上下にふった」という行動からも
 
おにいさんがミオを心配する気持ちが読み取れます。
 
エ おにいさんと出会い、心が明るくなったことを感謝する気持ち ×
 
67行目から68行目「ちいさなことで奇跡のように世界が変わること」、
 
72行目から73行目「なおしてくれるものがあらわれるんだから」
 
というこの二つの表現は、
 
おにいさんとの出会いについて書かれたものだということがわかります。
 
以上三つの選択肢はミオのおにいさんに対する
 
感謝と謝罪の気持ちだとわかります。つまり、これら三つの選択肢は、
 
ミオのおにいさんに対する気持ちを
 
適切に表現したものだということがわかります。
 
イ おにいさんに無視されたわけではないとわかり安心する気持ち ○
 
56行目から57行目「それでやっと事情がのみこめた」とありますから、
 
一見正しいように思えますが、これはミオの自分自身の気持ちであって、
 
おにいさんに対する気持ちではないので適切ではありません。
 
答え: イ