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ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 有名校対策 第5回 合不合判定テスト 大問3 解説その4

問6です。 
 
問題に「この時代」とありますが、何時代のことでしょうか? 
 
下線③の1行前に「14世紀後半」とあります。 
 
14世紀は、1301年から1400年までのことです。 
 
日本の時代でいうと、鎌倉時代から室町時代にあたります。 
 
後半ですから、1350年以降のことだろうと予測ができます。 
 
鎌倉幕府が滅亡したのは1333年ですから、問6は室町時代の産業の発達に 
 
ついて述べた文として「正しくないもの」を選ぶ問題です。 
 
ズバリ選べますが、上から見ていきましょう。 
 
ア:正しいです。鎌倉時代は月に3回、室町時代は月に6回です。 
 
鎌倉時代と室町時代の産業・農業は似ているところが多く、覚えにくいですが、 
 
「時代が進めば、発達する」 
 
と覚えておくとよいです。 
 
イ:正しいです。 
 
アと同様、「時代が進めば、発達する」です。 
 
二毛作は、鎌倉時代に西日本(近畿地方)で始まり、 
 
室町時代になると、全国に広まります。 
 
ウ:正しいです。 
 
日本で田畑に水を引くために水車を使ったのは、平安時代あたりから 
 
といわれています。 
 
あとは、「時代が進めば、発達する」です。 
 
したがって、正解はエになります。 
 
エの工場制手工業はマニュファクチュアとも呼ばれ、農民や職人を労働者と 
 
して工場に集め、分業によって製品を作らせる生産方法です。 
 
江戸時代後半に発達しました。