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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第12回基本問題 問一解説

【問一】
 
それぞれの空欄前後の文章を読み比べます。
 
(1)の前後は「こわいもの」「おばけ」と似た表現になっています。
 
つまり、「こわいもの」の具体例のひとつとして
 
「おばけ」が挙げられていることがわかります。
 
このことから(1)にはイ「たとえば」が適切であることがわかります。
 
(2)の空欄は段落の冒頭にあります。
 
(3)以前の3行目から16行目までは
 
「こわさ」と「おどろき」の違いについての説明があり、
 
(3)以後には「おどろき」が静まったときの感情について書かれています。
 
つまり、ここで話題が変わっていますので、
 
転換の接続語エ「ところで」が適切であることがわかります。
 
(3)の前後を読み比べます。
 
直前には「逃げるのは、ひきょうなことのように思われやすい」と書かれ、
 
直後には「逃げるというのは、もっともたいせつな、もっとも有効な手段なのだ」
 
とあります。「逃げる」ということに対し異なった内容が続いているので、
 
逆接の接続語ア「しかし」が適切であることがわかります。
 
(4)の直後、79行目から80行目に
 
「人間は道具も武器も持たない状態では、
 
けっしてほかの動物とくらべて強くはないのだから」とあります。
 
この部分が全段落のどの部分と比べられているのか考えます。
 
すると、70行目から76行目
 
「逃げることが動物の最大の武器であること・・・最大の武器なのだ」
 
とあります。つまり、逃げることは動物にとって最大の武器であり、
 
それに加え、人間は、けっして他の動物と加えて強くはない
 
と言い換えられますので、ここでは、
 
添加の接続語ウ「しかも」が適切であることがわかります。
 
答え: 1 イ  2 エ  3 ア  4 ウ