ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第12回基本問題 問二2解説

選択肢の問題です。
それぞれの選択肢に書かれている内容を吟味して、
本文に書かれていることに当てはまるかどうか
注意深く考えていきましょう。
【問二】
2
問一の答えにもあるように17行目の最初に「ところで」という
話題の転換の接続語が入り、
「こわいものに出会って、おどろきを感じ、そのおどろきが静まったとき、
君はどんなことを感じるだろうか」とあります。
12行目から14行目に「おどろき」とは
不意に現れたものに対すると当惑の感情であり、
それが静まったときに「こわさ」を感じると筆者は述べています。
このことから選択肢をしぼりこんでいきましょう。
ア 心が混乱しているときに感じられるもの ×
「こわさ」は17行目から24行目に書かれているように
おどろきが静まったときに感じるものと書かれていますので、
心が混乱しているときには、「こわさ」は感じられないと考えられます。
ウ いろいろと思い悩んでいるときに感じられるもの。×
13行目から14行目に「おどろき」は当惑の感情である。
と書かれています。
そして、「おどろき」と「こわさ」は違うものであるというのが
筆者の主張でもあるので、この選択肢も適切ではないことがわかります。
エ おどろきが静まったときに感じられるもの。 ×
一見、適切なように思われますが、
「おどろき」が静まったときの感情がすべて「こわさ」に
結びつくとは考えられません。
つまり、「こわさ」はこれに限定されたものではないのです。
イ どんなに心が平静であるときでも感じられるもの。 ○
17行目から24行目に注目し、ここに書かれていることをまとめると、
「おどろき」が静まったときに感じられるのが
「こわさ」だということがわかります。
この「静まった」という表現が、
選択肢にある「平静」と同じ意味の表現であることがわかります。
つまり、「こわさ」は心の混乱が静まったときに感じられるものなのです。
答え: イ