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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第12回基本問題 問八 問九解説

【問八】
 
問題文にあるように「逃げることは恥ずかしいことと思われている」のは、
 
「逃げること」に対して、
 
多くの人が何かマイナスの印象を持っているからだと思われます。
 
では、どうしてマイナスの印象を持っているのでしょうか。
 
それは、「逃げるのは、とてもひきょうなことのように思われやすい」
 
(50行目)からです。
 
傍線⑥前後だけでなく、しっかりと文章をたどっていきましょう。
 
答え: 逃げるのは
 
【問九】
 
「真理」とは「いつどんな時も変わることのない正しい物事の道筋」という意味です。
 
また、「あのことわざ」というのは72行目にある「三十六計逃げるにしかず」です。
 
このことわざは、「困ったときは逃げるのが最良の策である」という意味です。
 
これらのことをもとにして、後半部分の筆者の考えを整理します。
 
すると、52行目から54行目に「とかく強くなり、たたかって勝って、
 
自分の安全を守るのが、確実なように思われがち」とあります。
 
そして、50行目から53行目には
 
「逃げるのは、・・・もっとも有効な手段なのだ」とあります。
 
この部分が、ことわざの意味と一致することがわかります。
 
また、66行目から71行目にも、
 
多くの人は逃げることをひきょうだと思いがちだが、
 
地上の動物を見ても逃げることが
 
最大の武器であるということが書かれています。
 
このことが真理でもあるのです。
 
 
答え: 自分の安全を守るには、強くなることが一番確実のように思われるが、
 
じつは逃げることこそが、もっとも有効な手段であるということ。