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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第14回基本問題 問三解説

【問三】
 
まず、問題文にある「目に映ったこの事実を通して」
 
と書かれていることに注目します。
 
目に映った事実とは傍線②「関東平野など・・・そして眼前に東京湾の海だ。」
 
であり、日本の国土は狭いということがわかります。
 
だから、11行目から12行目
 
「日本中どこへ行ったって地平線など見ることができないのだ」
 
と伝えたいのです。
 
このことから選択肢をしぼっていきます。
 
ア 関東平野が日本で一番広いことを実感できること。 ×
 
8行目から9行目「日本で一番広い平野(関東平野)にいたのだが、
 
地平線を見た記憶はない。」と書いてあります。
 
つまり、日本で一番広いと言われながらも、
 
地平線を見られるほど大きくはないという筆者の考えがわかり、
 
適切ではありません。
 
ウ モンゴルの「天境線」に対応するのもは日本にはないこと。 ×
 
4行目から5行目に「「地平線」ではなくて、
 
該当する言葉は「天境線」であると言う。」と書かれていますので、
 
「天境線」に対応するものが「地平線」だということがわかり、
 
適切ではありません。
 
エ 狭いながらも日本には見晴らしのよい場所があること。 ×
 
10行目から11行目に「関東平野などすぐ向こうに山々、
 
そして眼前に東京湾の海だ。」と書かれているように、
 
筆者は関東平野が見晴らしのよい場所とは思っていません。
 
イ 狭い日本では地平線の見える場所などほとんどないこと。 ○
 
11行目から12行目に「日本中どこへ行ったって地平線など
 
見ることができないのだ。」とあります。
 
この部分が「目に映ったこの事実を通して」
 
筆者が伝えたことであり、
 
最も適切であることがわかります。
 
 
答え: イ