ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第14回基本問題 問六解説

【問六】
1
「山の好きな友人」の話とは、
36行目から38行目にある
「伐採され傷だらけになった山を見ると悲しくなるから、
できるだけ見ないようにしている」というものです。
また、「川の近くで少年時代を過ごした別の友人」の話とは、
「三面張りのドブのようになった川は痛々しくて見ていられない」
というものです。
この二つに共通する内容、つまり、
昔の自然の姿とは違って人の手が加えられ破壊されたものは
見なくなってしまったということが書かれている部分を探します。
すると、29行目から30行目に
「近ごろの日本人はどうもかつてほど
海、山、川を見ていないような気がする」とあります。
この部分を設問にある通り
「・・・という事実。」というかたちで文末を整えます。
答え: 近ごろの日本人がかつてほど海、山、川の
向こうを見なくなったという事実。
2
設問にある「その背景」とは、
1の答えにあるように、日本人が海、山、川を
見なくなった理由を考えて空らんを補充します。
(Ⅰどのような)海や山や川を見ると
(Ⅱどんな)気持ちになるのか考えます。
すると、筆者は現在の海や山や川を32行目で
「どこもかしこも人の手、工事の手が入って」と表現しています。
また、Ⅱにはこのような自然を見て筆者がどう思うのか、
「あてはまる気持ちを表す言葉を後の語群からすべて選び」
とありますので「不安な」「つまらない」「悲しい」
「苦しい」「腹立たしい」といった
マイナスの感情を表したすべての選択肢を選びます。
答え: Ⅰ どこもかしこも人の手、工事の手が入って
Ⅱ イ エ オ キ ク