ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第14回基本問題 問八解説

【問八】
56行目から57行目の「遠くでっかい世界を、気持ちのタカラモノを、
日本人はだれも見なくなってしまったのだろうか」
の部分で、筆者の思いがしめくくられています。
また、29行目から30行目「近ごろの日本人はどうもかつてほど
海、山、川の向こうを見ていないような気がする」とあり、
これらの言葉の中に現在の日本人の姿を残念に思い、
「気持ちのタカラモノ」(夢、大志)を
取り戻して欲しいと筆者は願っていることがわかります。
ア スケールの大きなモンゴル人 ×
エ 子供は大人を見習っている ×
1行目から6行目「(モンゴルは)日本とはかくもスケールが違うのだ」、
54行目から55行目「大人が気づかなければ子供だって空を見ない」とあり、
ア・エの選択肢に書かれていることを本文でも述べていますが、
これらが筆者のいちばんの思いではありません。
イ 健康な自然を取り戻そう ×
29行目から43行目には自然破壊についての
筆者の思いが書かれていますが、
自然破壊自体がこの文章のテーマではありません。
ウ 遠くを見なくなった日本人 ○
「遠くのでっかい世界」を見なくなった日本人に
「気持ちのタカラモノ」を取り戻して欲しいということが
筆者の願いですので、この選択肢がいちばん適切です。
答え: ウ