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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第17回基本問題 問九解説

【問九】
 
56行目から57行目に「好意を好意としてすぱっと受けてくれないことが」
 
とあります。
 
京造の言葉は純粋な好意として描かれています。
 
プライドも高く、頑固で勝ち気な少年である吾一が、
 
助けを差し伸べられながらも、そのような性格のため好意を無にしてしまい、
 
さらにピンチに陥ってしまうという悲劇がこの物語では描かれています。
 
つまり、「人の好意を無にしてはいけない」
 
と書かれている選択肢アが一番適切であることがわかります。
 
イ ×
 
「人を疑うのは程度問題だ。」とありますが、
 
吾一が京造の言葉を疑ったのではなく、
 
吾一のプライドが高いために、どのように考えて助けを差し伸べたのか、
 
と考えてしまったのです。
 
ウ ×
 
「友情を支えるのも信頼だ。」とありますが、
 
吾一と京造はライバル同士であり、信頼関係があるものとは考えられません。
 
エ ×
 
「つまらないことに意地を張るのは愚かさの産物だ」とあります。
 
確かに、吾一は生来の負けん気の強さから意地を張りますが、
 
アと比べてみると「愚かさの産物」というのは言い過ぎだと考えます。
 
 
答え: ア