ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第18回基本問題 問一解説
【問一】
空らんの前後の文章を読み比べ、正しい用法の接続語を入れていきます。
1 10行目の「ゆっくり読んでいたのでは読みたい本が読み切れない」に対して、
11行目では「急いで読まなければならないのなら、読まない方がいい」
と空らんを前後して反対の考えを述べています。
だから、ここでは逆説の接続語(イ しかし)が入ります。
2 19行目「八十万冊もの本が生産されているそうです。」、
「この勢いは今後、ますます強まっていくにちがいありません。」
と空らんを前後して同じことが書かれており、
さらに、「ますます強まっていく」だろうと予測を付け加えています。
だから、ここでは添加の接続語(カ しかも)が入ります。
3 30行目「行為だからです。」とあり、「から」の部分から
理由・説明の接続語(オ なぜなら)が入ることがわかります。
4 29行目から30行目「読書とは書物の中に、
自分の生き方にかかわる何ものかを求める行為だ」と考える筆者は、
32行目で「べつように考える人がいるでしょう」と述べ、
空らんの後で具体例を挙げていることから、
例示の接続語(ア たとえば)が入ることがわかります。
5 42行目から43行目の「より充実した時間を持ちたいという欲求」を
空らんの後の43行目から44行目で
「自分の生きかたに深くかかわっている当のもの」
と言い換えていることがわかります。
だから、換言の接続語(エ すなわち)が入ります。
6 54行目「ざらにあるように」というのは文章をたどると、
男女の出会いについて書かれていることがわかります。
このことを56行目で「運と言ってもいいでしょう」
と結論を出しています。直前に理由があり、
直後に順当な結論があることから、順接の接続語(ウ ですから)
が入ることがわかります。
答え: 1 イ 2 カ 3 オ 4 エ 5 ウ