ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年上第18回基本問題 問六2解説

【問六】
2
問題文に「それでも筆者はどうすればよいと考えていますか。」とありますので、
58行目にある「つまり」以降の文に注目します。
すると、「自分の生き方にかかわるたいせつな問題を書物の中に発見したいという
切実な気持ちがないのだったら、・・・運も開けてこない」からこそ、
「自発的な、主体的な、努力」が必要であり、
「どのようにして一冊の本に出会うかは、その人の切実な希求、
人生をよりよく生きたいという希求にかかって」くるのです。
このことから、選択肢をしぼりこむと、イが最も適切であることがわかります。
ア ×
1の答えからもわかる通り、「貴重な一冊にめぐりあえるかどうかは運としか言いようがない」
とあります。つまり、選択肢にある「大切な一冊」=「貴重な一冊」を
見極めるために必要なのは豊富な知識ではないことがわかります。
ウ ×
13行目から15行目に注目します。
「性急にたくさんの本を読むより、ゆっくり一冊の書物と向かい合うほうが、
どれほど得ることが多いことでしょうか。」とあります。
この部分が選択肢にある「できるだけたくさん読むとよい」
と一致していないことがわかります。
エ ×
選択肢には「友人の意見を参考にしながら」とありますが、
1の答えにもある通り、「貴重な一冊にめぐりあうかどうかは、
めいめいが自分の価値基準に基づいて選ぶ以外にない」とありますので、
適切でないことがわかります。
答え: イ