ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 有名校対策 第6回 合不合判定テスト 大問4 解説その7

時間がかかりそうだということで、後回しにしていた問題が2つありますので、
片づけていきましょう。
まず、問10からです。
2つの表を見てみますと、
Ⅰの表は、1つの都道府県が1つの選挙区になっていることがわかります。
Ⅱの表は、1つの都道府県がさらにいくつかの選挙区に分けられていることが
わかります。
以上2つのことから、
Ⅰの表が2013年の参議院議員通常選挙のもの、
Ⅱの表が2012年の衆議院議員総選挙のものと判断できます。
この2つの表から読み取れることとして「正しいもの」を「2つ」選びます。
4つの選択肢を見ますと、
アかイで1つ、ウかエで1つ正しいものがあるのだろうな
と推測できますね。
さっそく、アとイで見てみましょう。
一票の格差は、
最も多かった選挙区の有権者数 ÷ 最も少なかった方の有権者数
で求めます。
Ⅰでは、1153852 ÷ 241867 = 約4.77倍です。
Ⅱでは、497350 ÷ 205461 = 約2.42倍となります。
したがって、Ⅰの参議院の方が一票の格差が大きいですから、
イが正しいということがわかります。
ウとエを見てみますと、
一票の価値は、
議員一人あたりの有権者数が少なければ少ないほど大きくなります。
Ⅰでは、鳥取県選挙区の方が北海道選挙区よりも約4.77倍、
Ⅱでは、高知県第3区の方が千葉県第4区よりも約2.42倍、
一票の価値が大きくなります。
したがって、エが正しいとわかります。
2つとも合っていて得点です。