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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第3回基本問題 問七解説

【問七】
 
傍線④「両の眼に、涙がいっぱいあふれてきた」理由について、
 
同じ段落の21行目から25行目で考えていきます。
 
すると、「僕」は級友といろいろな計画を立てて楽しみにしていた
 
「生まれてはじめて」の一泊旅行に行けなくなるかもしれないという、
 
残念で悔しい気持ちから涙があふれていると考えられます。
 
このことから選択肢をしぼりこんでいくと、
 
イの選択肢が適切であることがわかります。
 
ア ×
 
「僕」が自分の性格について反省したのは、
 
57行目「僕は、ひそかに自分の性格を反省した」と書かれていることから、
 
場面が変わり、一泊旅行に行った夜だということがわかります。
 
だから、この部分で「僕」が「自分の幼さが恥ずかしかった」
 
とは考えていないことがわかります。
 
ウ ×
 
選択肢には、母の容体のことを「改めて知らされ」とありますが、
 
1行目「母の容体が面白くないことは知っていたので」とありますので、
 
この選択肢が適切でないことがわかります。
 
エ ×
 
選択肢には一泊旅行が「急に色褪せた」とあります。
 
「色褪せた」とは、「新鮮味がなくなる。興味がなくなる」という意味です。
 
24行目から25行目に「級友との一泊旅行に出かけるということが、
 
少年にとってどんなに魅力を持っているか!」とありますので、
 
一泊旅行の魅力が色褪せたとは考えられません。
 
 
答え:イ