ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第3回基本問題 問十解説
【問十】
傍線⑦「くるみの固い殻」が「僕」の置かれている現在の状況から、
どんな気持ちを示しているのか考えます。
母親の容体が、明日死んでしまうかもしれないほど悪く、
そのために楽しみにしていた一泊旅行をあきらめなくてはなりません。
「僕」はこのことを頭の中では理解していても、気持ちでは納得できず、
34行目「イライラした気持ち」のままに、
八つ当たりするかのようにくるみを割ろうとします。
しかし、まったく手応えはなく、かえってイライラするばかりです。
この部分に注目すると、「僕」は
自分の力では思い通りにならない現実に対し、
やりきれない気持ちでいるのです。
また、34行目から35行目に「くるみの味などは、子供に縁のないものだ。」
という表現にも注目すると、「自分ではどうすることもできない」
と書かれているイの選択肢が一番適切であることがわかります。
答え:イ