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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第4回基本問題 問二解説

【問二】
 
アパートの大家のおばあさんには、
 
「『こっち』の人から預かった手紙を、
 
死ぬときにあの世に運ぶ秘密の役目がある」
 
ということに注目します。
 
すると、この手紙が抽出しの中に入っていると考えられます。
 
7行目「こわれかけた人形のようなおばあさんの姿」から想像してみても、
 
千秋は、おばあさんが抽出しの中の手紙を届ける時期、
 
つまり死が近づいているのではないかと思っているのです。
 
このことから選択肢をしぼりこむと、
 
ウ「おばあさんの死期が間近にせまりつつあること」が
 
適切であることがわかります。
 
ア ×
 
「中身を見るべき時が近づいたこと。」とありますが、
 
すでに千秋は抽出しの中身については知っているので
 
適切ではないことがわかります。
 
イ ×
 
「おばあさん自身が自分の死ぬべき時を知っていること。」とありますが、
 
「おばあさん自身」が知っているかどうかについては本文では書かれていません。
 
エ △
 
確かに、「手紙が届けられる時をむかえようとしていること」ではありますが、
 
それがどういう意味であるのかについてはこの選択肢に書かれていません。
 
つまり、正解であるウの選択肢と読み比べた場合、
 
具体性に欠けることがわかります。
 
 
答え:ウ