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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第4回基本問題 問三解説

【問三】
 

 
「おばあさんを助ける」ために、千秋が何をしようとしたのかは、
 
この後の千秋の行動から読み取ることができます。
 
そして、傍線②直前に「今なら」とあります。
 
なぜ「今なら」おばあさんを助けることができるのでしょうか。
 
その理由が19行目から21行目「おばあさんは言ったではないか。
 
抽出しの中身を見たら、見た者が手紙を
 
運ぶことになっているのだと・・・。」と書かれています。
 
だから、千秋は19行目「さっさと、素早く、見てしまえばいい。」
 
と思い、抽出しの中の手紙を見ることで
 
おばあさんの身代わりになろうとしたのです。
 
 
答え:抽出しの中身を見て、おばあさんの代わりに手紙をあの世に運ぶこと。
 

 
問題文にある「気持ちが二つに分かれて苦しんでいる
 
「私」の様子」に注目します。
 
そして、相反する二つの気持ちで揺れている「私」の気持ちが
 
どこに書かれているか探します。
 
すると、29行目から30行目「私は踏み台の上で足を踏ん張り、
 
全身の力をこめて抽出しの把手を引っ張った」とあります。
 
また、34行目から35行目「背伸びした爪先はぶるぶるふるえた。」とあります。
 
つまり、この29行目から35行目の間でどうしてもおばあさんを助けたい
 
という気持ちと死ぬのがこわいという気持ちの間で揺れていることがわかります。
 
 
答え:私は踏み台~ふるえた。