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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第4回基本問題 問四解説

【問四】
 
主人公の心情を問われている記述の問題です。
 
どのような出来事があり、どのような気持ちになったのか、
 
原因と結果で正しくとらえるようにしましょう。
 
傍線③「枕はいつの間にか熱く湿っていた」とあります。
 
この表現から「私」が涙を流していたことがわかります。
 
傍線③直後に「もしも時間を巻き戻せるのなら、
 
ためらいなくあの抽出しを開けた瞬間に時間を戻し、
 
今度こそしっかりと目を開けるのに・・・。」とあります。
 
ここから「私」の後悔の念が読み取れます。
 
この理由については、55行目から57行目に
 
「抽出しの中をみることが出来なかった自分の臆病さを後悔し、
 
どうしようもなく恥ずかしく思っていたのだ。」とあります。
 
ここで描かれている「私」の気持ちを中心に、
 
傍線③直前にある「この世で目覚めているのは自分ひとりのような気がして」
 
という部分も考えた上で、「私」が泣いている気持ちを説明します。
 
 
答え:昼間、抽出しのなかを見ることができなかった自分の臆病さを後悔し、
 
恥じる気持ちをひとりで受け止めつらく思っていた。