ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第4回基本問題 問五解説
【問五】
自分が死んでしまうかもしれないという恐怖から
抽出しの中身を見ることができなかった千秋は、
おばあさんを助けるチャンスを失ってしまったかと思い、
死んだ父に手紙を書きます。
47行目から48行目「お願いするとしたら・・・
父しかいない、と思ったのだ。」という部分と、
53行目「父のいろいろな姿や声が、
ありありと浮かんでは消えて」からもわかるように、
今は亡き父を心から慕い、助けを求めていることがわかります。
この部分の千秋の心情からも「考えるより先に」「おとうさん?」と
「口にしていた」理由をはっきり読み取ることができます。
千秋のお父さんを慕う気持ち、おばあさんを助けて欲しいという思い、
この二点から思わず口にしてしまった一言なのです。
このことから、エが適切であることがわかります。
ア ×
冒頭に太字で書かれたあらすじからもわかる通り、
おとうさんは千秋が一年生の時に亡くなっています。
イ △
ウ △
45行目「その夜、私は父に手紙を書いた。」
72行目から73行目「父がイギリスに行ったとき、
かけてきてくれた電話の雑音と似ているからだろうか。」とあり、
確かにこの二つの選択肢は間違いではありません。
しかし、この行動をたどった原因である「父を慕う気持ち」
という部分が書かれていません。
だから最も適切な選択肢はエになります。
答え:エ