ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第4回基本問題 問六解説
【問六】
傍線⑥の直後に「だって」とあります。
これは理由を述べる時に使う接続語です。
つまり、76行目から77行目にある
「今の電話はお父さんからで、「おばあさんを助けて」
という私の手紙が通じた合図に違いないのだ。」というのが、
おばあさんはきっと助かると千秋が確信した理由なのです。
そして、この確信は79行目から80行目「やはりお父さんは、
ちゃんと私のことを見ていてくれたのだ・・・。」
という部分からも読み取ることができます。
つまり、死んでしまったお父さんは、自分を見守り続けていてくれており、
だから、千秋は、お父さんは、おばあさんをきっと助けてくれると確信したのです。
以上のことから考えると、ウの選択肢が一番適切であることがわかります。
ア ×
千秋が「あの世」にいる父に手紙を書いたのは一回だけです。
「書きつづけて」はいません。
エ ×
「それまで孤独だった」という部分ありますが、
あらすじからも千秋はおばあさんに見守られていたことがわかります。
孤独だったとは考えられません。
イ △
確かに「自分のうけた電話は死んだ父からのものだったという思い」は
ありますが、この選択肢には千秋の思いが父に通じたという
確信について書かれていません。
答え:ウ