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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第4回基本問題 問八解説

【問八】
 
問題文にある「擬人法を用いた情景描写」
 
「ひとつづきの二文」に注目します。
 
擬人法とは、人でないものを人のようにたとえる表現技法です。
 
最終段落、千秋が真夜中の無言電話を
 
死んだお父さんからのものだと思い、
 
おばあさんが助かることを予感します。
 
このことから、千秋はお父さんとの絆を強く確信します。
 
この部分が文章全体の主題であり、
 
この直後の81行目から84行目に
 
「振り返ると、ついさっきまで
 
無慈悲に明々としているとしか思えなかった月の光は、
 
まるで秘密を分け合う仲間のように親しく、
 
柔らかく降り注いでいた。
 
ポプラの木は、一部始終を知っている頼もしい証人だった。」
 
とあります。
 
つまり、「月の光」は「秘密を分け合う仲間」のように親しく、
 
「ポプラの木」は千秋が経験した「奇跡」を
 
「一部始終知っている頼もしい証人」だったのです。
 
また、題名の「ポプラの秋」が本文と
 
どのような関連性があるのか考えることも重要なポイントとなります。
 
 
答え:振り返ると