ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 難関校対策 第2回 人物で見る日本の歴史 練習問題1 解説その1
それでは、予習シリーズ社会6年下難関校対策、第2回の練習問題1の
解説を始めます。
古代から現代までが資料を使ってまんべんなく出題されています。
資料を読まなくても解けてしまう問題もありますので、問題から見て、
資料は必要に応じて読むという方法で効率よく解いていきましょう。
21問もありますが、10分以内に解ききってほしいです。
では、さっそく問1から見てみましょう。
問題に「埼玉県の古墳」とありますから、即答できます。
正解は、イの稲荷山古墳(いなりやまこふん)です。
遺跡は、何県にあるかまできちんと覚えてください。
「地図から場所を選びなさい。」
という問題が出ることもあります。
ちなみに…
アは奈良県、ウは熊本県、エは大阪府にあります。
また、Aの資料は、5世紀に倭(わ)の五王である武(ぶ)が、朝鮮半島南部の
支配を認めてもらうため、中国の南朝に送ったとされる手紙です。
武とは雄略天皇のことで、ワカタケル大王(のおおきみ)と同一人物である
とされています。
イの稲荷山古墳とウの江田船山古墳から出土した鉄剣に「ワカタケル大王」
の名が刻まれていて、現在の関東地方から九州地方中部にかけての地域を
1人の大王が支配していたことがうかがえます。