ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第6回基本問題 問十解説

【問十】
随筆文の読解においては、作者が伝えたいテーマが何であるか、
主題を読み取ることが何より重要になります。
問九の解説にもあるように、
56行目以降が筆者の感想や意見がまとめられている部分です。
そして、59行目から60行目「戦争があったことや
爆弾で吹き飛ばされた子どもたちがいたことを忘れかけています。」とあり、
ここから筆者の戦争があったことを忘れてはいけないという
強いメッセージを読み取ることができます。
また、65行目から67行目「ちりんちりんと鐘を鳴らしながら、
心の痛みを抑えていたにちがいない女の人に、
小学生たちが出会う夏は、二度とないように思います。」とあります。
ここからも、女の人の深い悲しみを思い出すことにより、
戦争という悲劇を二度と繰り返してはならないという
筆者の切実な思いが伝わってくるのです。
答え:多くの人々の命を奪った戦争があったことを忘れてはいけない。
そして、このような悲劇を二度と繰り返してはいけない。