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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第7回基本問題 問六解説

【問六】
 

 
「やりきれない」とは「もうがまんできない」といった意味です。
 
筆者は、15行目「マニラやカルカッタのスラムの光景を反射的に思い出して」、
 
イ「どうにもがまんできない」と思っているのです。
 
答え: イ
 

 
この「やりきれない思い」の理由は、16行目から18行目に書かれています。
 
日本のような「使い捨て社会」に対して、マニラやカルカッタのような
 
「ゴミの山を掘る貧困のある」ことに「やりきれない思い」
 
を感じているのです。
 
つまり、筆者は日本とマニラやカルカッタの貧富の差に対して
 
「やりきれない思い」を感じていることから、
 
イの選択肢が適切であることがわかります。
 
選択肢の文末表現に注意してしぼりこみます。
 
ア ×
 
選択肢には「日本人の行動」とあります。
 
これは筆者の「やりきれない気持ち」の要因のひとつではありますが、
 
その一方でマニラやカルカッタの現実があるということが書かれていません。
 
ウ ×
 
選択肢には「個人の無力感」とありますが、
 
本文に書かれている貧困の問題を
 
個人が解決しなくてはならないという筆者の考えは書かれていません。
 
エ ×
 
ウの選択肢と同じように「日本人の視野の狭さ」
 
について筆者の考えは書かれていないことがわかります。
 
 
答え: イ