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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第7回基本問題 問七解説

【問七】
 
問題文の「どういうこととどういうことを対比的に述べられていますか。」
 
に注目します。
 
傍線③では「しかし、その反面」とありますので、
 
傍線③の前後で異なる二つの事実が書かれています。
 
その部分を明らかにすると、10行目から11行目
 
「まだ使えそうな机、椅子、戸棚、敷物、テレビ、洗濯機、
 
ミシンなどが山のように捨てられている」という事実だということがわかります。
 
これは、カの内容と一致します。
 
そして、その反面、19行目から20行目
 
「われわれの生活はこんなヤクザな物で成り立っている」と書かれています。
 
筆者の言う「ヤクザな物」とは、23行目から24行目の
 
「現代の製品はみなこんな長持ちしないものばかり」という部分から、
 
長持ちしないいいかげんな作りの物だということがわかります。
 
これは、アの内容と同じになります。
 
イ ×
 
オ ×
 
この二つの選択肢にある「日本人に対する怒り」
 
「豊かさが日本にあること」については、本文の中で書かれていません。
 
ウ ×
 
17行目「ゴミの山を掘る貧困のあること」とあり、
 
選択肢の内容と一致していますが、この部分は対比関係になっていません。
 
エ ×
 
「日本の職人への情けない思い」は、52行目から58行目にある、
 
現在の職人が作るツーバイフォーの建築法に対して
 
「疑わずにいられない」と情けない思いが書かれていますが、
 
この部分も対比関係になっていないことがわかります。
 
 
答え: 前 カ  後 ア