ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 難関校対策 第2回 人物で見る日本の歴史 練習問題2 解説その2

続いて、問4です。
Dさんの発表を見てみますと…
「君死にたまふ(たもう)ことなかれ」
が出ていますね。
与謝野晶子の詩だとわかります。
下線④の戦争は…?
そう、日露戦争です。
日露戦争を説明する資料として「あてはまらないもの」を選びます。
ウは日英同盟を風刺した絵です。
よく出てくる風刺画ですので、資料集などで確認しておいてください。
日英同盟があったから、日本はロシアと戦争をする覚悟ができたともいえます。
エは小村寿太郎の写真です。
日露戦争の講和条約は…?
はい、ポーツマス条約でしたね。
ポーツマス条約が結ばれたときの日本の外務大臣です。
関税自主権を獲得した時の外務大臣でもあります。
したがって、ウとエは日露戦争を説明する資料にできます。
資料にできないのは、アとイどちらでしょうか?
アは船(軍艦)の写真、イは飛行機(戦闘機)の写真です。
戦争に飛行機が使われるようになったのは、1914年から始まる
第1次世界大戦からです。
ということは、1904年に始まった日露戦争では使われていません。
以上から、正解はイとなります。
アは当時、世界最強と言われていたロシア艦隊(バルチック艦隊)の写真です。
イは太平洋戦争で日本が使用した零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の写真です。